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ロンドン・アート・いろんな話

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ロンドンでシンベリンを観ました。

夫と「シンベリン」を観て来ました。とても楽しかったです。

かぶりつきの前から2列目中央の席は、役者さんの汗から涙、ツバまで全開でした。本当は、字幕を必要とするイギリス人夫の為に中の方の席を選びたかったですが、すでに埋まっていたので、舞台に近い方を選択~053.gif

最高でした049.gif

大竹しのぶさん、舞台の上で何度泣いたのですか??最後には流れ落ちる涙。カーテンコールの時も、誰よりも早く真剣に舞台前に駆けて来ました。幕間に夫に彼女の年をごにょごにょ。とてもそんな風には見えないと。少年役だって全然普通に演じてましたし、「男女7人」の頃も知っています。不思議。天性+それだけ努力をされているのでしょう。

そして阿部ちゃん!と、ちゃん付けで呼びたいけれど、許してもらえるかしら??私より少し年上なので、学生時代、モデルだった彼を雑誌で見ていました。勝手に親しんでいましたが、しばらく静かな時期があり(寂しかったです)、その後「トリック」で復活!!!「トリック」大好きです。

この「シンベリン」の開始前は楽屋風景になっており、席に着いた時から、舞台上にいる俳優さんと知っている顔を記憶の中から手繰り寄せました。私の第一声は「阿部ちゃんどこー?」って(笑)しばらくして、明るいガウンを着た背の高い人が現れ、おーおーおーって(爆)!!残念ながら観客には背を見せている状態の時が多かったのですが、舞台前に気持ちを高めていたのでしょうか。熱演でした。

次の注目は窪塚君でした。なぜ君呼び??とも思うのですが、純粋に年下だから?多分知ったのが、「漂流教室」と言うTVドラマでした。その、存在感と声に惹かれました。転落事故後、リハビリを経て、レゲエの人になってしまい(?)役者から遠ざかっていたかの様でしたが、戻って来てくれたのですね。ロンドンで生の窪塚君を間近で見れるなんてー!こちらも嬉しかったです。

鳳蘭さん、迫力満点でした!やはり、宝塚の人はすごいです。大きな目にも存在感がたっぷり、素敵でした。

馬鹿王子役の勝村政信は、全てにおいて楽しかったです。首を引っ張られて転んでしまう場面等、とても上手でした。役者さんなら当たり前なのかもしれませんが、動きに不自然さがなく、声も朗々としていましたね。

他にも、大石継太さん、吉田鋼太郎さん、その他の方達、皆さん素敵でした。

そして、舞台がまた素敵でしたね。舞台開始時には、役者さん達が横に並び、拍子と共に全てのガウンが取り除かれました。流れる様な動きの背景は素晴
らしく、幕間が1つしかない3時間を超える大作を、わくわくしながら観ました。

ロンドンで、日本語の舞台を大勢の観客と一緒に観るのは、格別です。これまで幾つか観ましたが、ここ数年分のみです。沢山見逃してしまい、とても残念に思います。夫も毎回楽しんでいるので、なるべく逃さない様にしたいです。

帰り道、ロビーに出た所で、夫がテレビ朝日からインタビューを受けました。どこかで放映されたかしら?




***こんなアートを作っています。***
http://hiromiowen.com
by artlondon | 2012-06-05 08:04 | ロンドンでの日々