Frieze Art Fairが始まった時から、同じ時期に幾つものアートフェアが開かれています。最初の頃は、Zoo Art、Hotelくらいだったのに、いつの間にか増えました。そしていつの間にか、Zoo ArtもHotelもなくなりましたね。
Zoo Artは、ロンドンの動物園の中にある施設を利用した、アートフェアでした。基本、設立から5年以内の若手ギャラリーによるフェア。規模が大きくなったからか、3年後くらいに、ブリックレーン辺りに場所を変えましたが、なくなってしまった様です。
Hotelは、ホテルの1室がそれぞれギャラリーになっていて、とても楽しかったです。お部屋拝見じゃないですが、ホテルと言う不思議な空間の中にアートがゴロゴロ(笑)していて、面白くて好きでした。これもなくなってしまった様ですが。
金曜日にFrieze X 2 (Friezeと Frieze Masters)に行って疲れ切り、土曜日にゆっくりして英気を養ったので、日曜日には元気になりました。
このページを参考に、また他のアートフェアを訪れる気になりました。
時間の関係で2つに絞り、ビデオアートを集めたMoving Imageと、Zoo ArtっぽいSunday Art Fairに行く事に。本当は、Moniker Art Fairにも行ってみたかったのですが、5時に閉まるし、少し不便なので、パス。土曜に行けば良かったと思いつつ、来年ですね。
こんな景色を見ながら、橋を渡り、南側へ。この日も晴れていて、気持ち良かったです。セントポール寺院とガーキン、シティが見渡せます。
Moving Imageは、35人ものビデオアートを集めたものでした。1度にこれだけ沢山のビデオアートを見れるのは、効率が良いですね(笑)1つ残念に思ったのは、作家それぞれの紹介をkindle等電子書籍で表していた事。A4がA6に縮少されるので、字が小さすぎて読みにくかったです。
とても印象的だったのが、Marisa Gonzalezの"Ellas filipinas"の作品でした。出稼ぎ中のフィリピン女性の日曜日の過ごし方を撮ったドキュメンタリー作品です。日曜日に教会に行った後、家族に送金し、スーパーでダンボールをもらい。つなぎ合わせて囲いを作ります。その中で休んだり、仲間とおしゃべりしたり、ご飯を食べたり、ゲームをしたり、TVを見たり。見ていて微笑ましいけれど、悲しくもなりました。10分あまりの作品を全部見終えました。
上の写真の他に、
こちらでも1部写真を見る事が出来ます。「私達ホームレス女性だから」との一言が強く頭に残ります。
場所を変えて、
Sunday Art Fairです。ベイカーストリート駅向かいにある、ウェストミンスター大学の1部が会場でした。大学時代のアートヒストリーの先生にばったりと。
中はこんな感じ。
作品もまだ若いですね。
1つ印象的だったのは、
Limoncelloと言うギャラリーの展示。残念ながらアーティストがわからないのですが、ビデオアートのTV画面を平らに置いて、その上に水槽を直接置き、木の枝を浮かべたもの。色が変わったりして美しかったです。シリーズでいくつかの作品が置いてありました。このギャラリーのHPを見ると、結構楽しそうなアーティストが集まっているので、今度訪れてみたいと思います。
昨日でアート週末が終わりました。が、アート月間は続いています。色々見に行きたいですね。
***こんなアートを作っています。***
http://hiromiowen.com