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私のアート遍歴〜その3〜受験編

ファンデーションコース2年目の時に、皆が集められ、大学進学を勧められました。ファンデーションコースは大学進学準備コース、進学を指導されるのは当たり前です。

日本で1度大学を卒業したし、進学する事には、あまり気乗りしませんでしたが、先の事は合格してから考え様と、UCASフォームを提出しました。UCASに関しては、こちらに少し説明があります。

UCASを通して受験出来る大学は6校。前半試験3校と後半試験3校に分かれます。但し、アート部門はとても人気なので、有名校は第一志望で定員の全てを押さえてしまうのが通常です。

あまり大学に行く事を希望していなかったので、せっかくだから良い学校を受験しようと思い、前半試験の第一志望はSlade、後半試験は、第一志望がCentral Saint Martins、第二をWestminster大学としました。

ところが、無謀だったはずのSladeの一次試験に通り、舞い上がってしまいました。 普通はよっぽど自信のある人しかSladeを受けません。600人以上の人がポートフォリオを提出し、100名あまりの人が面接試験を受けられ、40人の定員まで持って行きます。

試験官は4名でした。矢継ぎ早のたっぷり30分の試験、自分が考えながら答えている最中にまた別の試験官から質問を受けます。大風邪をひいていた事もあり、とても辛くて長かった30分でした。

結局Sladeには落ちましたが、苦しんだ、たった30分の間に、アートをもっと真剣に考える良い機会を与えてもらいました。それまで技術を得る事を第一に考えていた部分があるのですが、それよりも「なぜ、どうして」アートをやっているのか、これからどういうアートを作りたいのかを考えさせられられるようになりました。

この質問は、大学に通っている最中も、卒業してからもついて回ります。表現方法は手段でしかありません。その頃の私は技術追求型だったので、試験官とも、受験ともあまり噛み合いませんでした。完全なる準備不足です。イギリスの現代アートを知らなすぎました。

Central Saint Martins校の試験は、ポートフォリオ提出日と里帰りがぶつかってしまい受験出来ず、Westminster大学のミックスメディアファインアート学科に合格しました。

ー続くー



***こんなアートを作っています。***
http://hiromiowen.com
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by artlondon | 2009-03-07 02:43 | ロンドン美大時代